コモン・センス

第28回

もの作りが好きだ。何も無いゼロ地点でまず発想する事から始める。その発想に境界線を付けて形として区切る。なぜその形になったのか?形が出来るたびにいちいち考えたりしない。だけど、形として「区切ってしまった」からには勝手に意味が出てくるはず。その意味もよく分からないままに形をつくる。僕の場合のもの作りはほとんどが曲作りだけど、それ以外でももの作りが好きだ。バンドのウェブサイトを自分でいじったりもするし、部屋に棚を作ったりもする。

曲作りが好きだけど、なぜ曲作りが、音楽が好きなのか、未だにほとんど分かっていない。うまく説明できない。父親が学生時代に使っていたアコースティックギターが偶然にも家に眠っていて、中学2年くらいの時にもらった。それでギターの練習を始めて、当時大ブームだった森山直太朗さんの「さくら」を練習しまくっていた。

それから1年くらい経って自分でも曲を作ってみたくなり、コード進行を考えたりしていた。その頃は今バンドでやっているように、ボーカルパートを担当するなんて全く想定していなかった。ギターのコードのボイシングや並び方が如何に面白く感じれるかを探していた。自分で探したコード進行のほとんどには歌がついた。今考えると不思議だ。学校の音楽の授業で歌を歌う事は、ただ恥ずかしいだけの行為で、楽しくもなんとも無かった。人前で歌うことなんて嫌で仕方なかった。でも自分で弾くギターには歌がついてまわる。その当時の歌は真似を「しようとして」やっていた。今この記事を書いていてもこんな感じだった、と覚えている。

ここ最近は歌の中でも特に声楽として語られるジャンルに惹かれている。仕事をしている時によく声楽曲が頭の中で鳴っている。テクニカルに発せられる人声が音楽になる。凄い!僕だけじゃ無いと思うけど、一番最初に覚えた、というか耳に馴染んだ声楽曲。

人の声が音楽とマッチして聴こえるのはなぜだろう?

最後まで読んで頂きありがとうございました。