コモン・センス

第26回

こちらの崖から向こう側の崖にロープが架かっている。抱きかかえる様な姿勢でロープにしがみついているけれど、とても太いのでその円周の1/100も触れてはいないと思う。そのロープを形作る小さいロープが幾重にも強固に編み込まれていて、何とかその細い方に両手を貼付けている。

風が太い方を巻き上げる。


谷型の曲線から山型の曲線へ。ロープが形を変え、今まさにそのロープの最高到達点で静止。

急降下。次はもっと高いところへ行こう。オチルノガコワイ。


風力発電機のプロペラを横目に見ながら浮遊し、少しだけ匍匐前進できたような気がした。1mm「も」進んだ、と。1mmの太さを実感して。1mmはとても大きな数字だ。

夢をみていて、これは夢だと分かっている。もう少しだけ進んで目を開けよう。連休が終わる。


木を植え続けた人の話を思い出した。今の僕はその人の心境が少しだけ分かる。それは牧歌的な心情じゃ無かった!想像と全然違っていた!

目を開けよう。そして、目を変えよう。


「議会でさえ通した事に誰も目を瞑った。期待値を上げていくだけ。」


最後まで読んで頂きありがとうございました。