コモン・センス

第19回

 「自動記述という遺産で粧し込んだポスト」

 

少し離れたところから誰かと目が合う時がある。しばらく合ったままだったり、すぐに逸らしたりする。視線を音楽に置き換えてみるとどうなるだろう?

(もしかしたら!感が出て)ハッとする瞬間を経て近付こうとする時のことから想像してみよう。この人とは気が合うかもしれないと感じだすと、まずはお互いが同じ空間に存在していることを認識するために言葉を使って確認し合う。自己紹介のように自分の嗜好を発表し、キャッチボールをしませんか?あなたはイッタイゼンタイどんな方なんですか?それから、そもそもこの空間とは何なのか?相手にとっては関わる必要の薄い、わざわざ口に出すほどでもないようなリアクションを示してちょっかいを出し合うようになる。靴紐の色が被っているくらいどうでもいいじゃない?!誕生日が丁度一週間違う!はぁ?!低速で、体感速度としては超高速で接近していくでしょう。この時の勢いは凄いと思う。食器をそこいらに置いたことも分からず、話が弾む弾む。実はそうなってもまだ少し距離がある。

いや、そもそも近付くことについて言及し過ぎた。気分がハイになると勢いが出てくる。そんな時は誰もがレッドカードをもらうべきサッカー選手。不倫な手の動きを繰り返して暴れ回っている。

それを、断言したもの、として、摩擦、に話を飛ばしましょう。大きく話が飛んだようで実は自分たちよりもっともっと前から在ったこの摩擦は、遊戯、として在るべきだ。そうすれば正しいことを正しいと主張することだって全然必要無くなるし、国境も無くなる(かもしれない)

 (ゴール手前に巻き戻して)(もしかしたら)と思っていたところでしたね。やっと空間の話題が終わる。ようやくお互いの背中が一直線上に行き違えるタイミングの登場です。ここが一番のポイントで、少しだけ遡って行かないとまた空間の話からやり直さないといけない。そのために今まで接近してきたのだから。

 

なぜ行き違えるのか?繋がりを妄想したからです。共通の敵を獲得したかったからです。先述の空間については言及するべきでは無い。突然態度を変える人がいるでしょ?そんなの理不尽ですか?しかし今回の場合はお互いが不本意に変わってしまった訳だから自然災害のように誰のせいにもできない。いや、ここでまた一つトピックスが出てしまったけれども。厳密に言えば変わったのでは無く、知った、ということになりますが、そんな事は年賀はがきと一緒に溝に捨てて、今日のストレスを減らしましょう。