コモン・センス

第14回

 ・ユニコーン - ヒゲとボイン

サビが好きです。サビは曲の中で一番盛り上がることが多いですが、別に盛り上がらなくてもいいじゃないですか!?この曲のサビを初めて聴いた時、「サビだっ!」という感じがしました。でも何かちょっと考え出すとサビっぽくない気がしてきたんです。でもサビだっていうことは感じ続けているんですよ。例えると、サビらしいサビが、登山して頂上に着いたところで「ヤッホー!」と叫ぶ瞬間だとすると、 この曲のサビは、頂上に着いてから自転車に乗ってペダルを漕がずに半自動で坂を下り始めていくようなイメージです。

 

・Aimer - words

まず曲に魅かれて、その後に思ったのが「変わった声だなぁ」ということです。喉を傷めて回復した後に声質が変わったそうです。音楽は少しの違いを大げさに捉えて、全く違うもののように言い回すようなところがあると思いますが、実際に違うのは確かに違うんですよね。 そしてその僅かな違いがとても大切なことだと思う。この曲もこの声じゃなかったら違うように響くと思うし、歌っている内容自体も違って聴こえると思う。

 

・Mother Falcon - Dirty Summer

マリオカートで疾走しながら、且つアイテムは全部取ります、みたいなイメージです。忘れ物や落し物はせず全員の足が同じ歩幅で進んでいるけど、疾走感は決して無くさない。あとホーンの響き方がなんかシリアスに聴こえる。なんかバンドサウンドにホーンが入るとスカになる先入観があるからだと思いますが、さらに先入観でスカは愉快な音楽のイメージがあるんですよ。でもその感を受けない。そんな雰囲気を曲を通して感じれるところが好きです。

 

・haruka nakamura - Lamp feat.Nujabes

僕は朝に弱いです。そんな風でもたまに夜明けと同じくらいに早起きをする時があります。そんな時に目覚めてすぐ聴く音楽はあっ、という間に全身に広がっていきます。この曲はそんな早起きした日に見つけた曲で、聴いていて、昨日の暮らしと今日のこれからの暮らしを一緒に体感したような感じがしました。エロクトロミュージックのシーンで語られる音楽家は特にミュージックビデオを大切にしている印象があるのですが、この曲も映像を見ながら聴くと理由もなく涙が出そうになります。人が一人でふと何かを考えるときの視界をコラージュしたような印象を受けました。