コモン・センス

第8回

01:Null Drift - Kim Cascone

 1月はドローンについて調べていて、その時に見つけたアーティストです。もろにドローンという感じではないです。聴くつもりはなくても、勝手に耳を通っている自然界の音をサンプリングして散りばめたような質感で聴いていて癒されます。音楽を聴くという行為は受動的になる場合が多いと思いますが、これは正確には聴きなれていない音だけど、本能的にインプットされている感覚を知らず知らずのうちに通り、いい意味でも悪い意味でも耳のやりどころがない。何かを聴こうとしなくても、聴こうとしても、ただ耳に通すだけで気持ちいい。 もし僕が喫茶店をやることになったらこんな曲をBGMにしたいです。

 

02:海の見える街 - 久石譲

 「魔女の宅急便」挿入歌です。2部構成になっている前半の部分がすごく好きです。有名な曲のピアノインストバージョンって結構あると思いますが、そういうのはやっぱりジブリは強くて何枚も出ています。ジブリに限らずピアノのインストにアレンジされたポップミュージックが泣けるくらいにジーンと響くことが 時々あります。そうやって、曲の要素として最低限必要なメロディーだけをもとに原曲を聴くとより味わい深くなります。種を目で見てから、咲いた花をみると自分のなかに時間軸ができて、完成形に対する理解が増すんじゃないでしょうか?

 

 03:Perfect - Simple Plan

 一度「聴こうかな」と思うと続けて3回くらいはすぐに聴いてしまいます。中学生くらいの時にすごく聴いていて、最近ふと思って掘り出して聴いています。歌詞は英語ですが、すっと耳に入ってきます。声質でしょうか?発音?シンプルプランはいわゆるメロコアのアーティ ストとして紹介されることが多いと思います。その中でもテンポの速いビート感のある曲ではなく、歌メロ、歌詞のひとつひとつをゆっくり聴かせる哀愁のあるロックミュージックが多いアー ティストだと思っていて、シンプルプランのそういう曲は全部いいです。ピアノリフが入るような曲もすごくいいです。

 

 04:Everybody's On The Run - Noel Gallagher's High Flying Birds

ノエル・ギャラガーは曲をつくるとき、2、3曲作ってそれぞれのおいしい部分を集めて1つの曲として完成させるそうです。全ての曲がそうなのかはわかりませんが、おそらくこの曲はそういう手法で作られている気がします。きんたろう飴のようにどこで切ってもおいしいメロディばっかりなので。

 

 

05:Play Dead - Bjork

先日ビョークについて調べていて彼女がソロの前にやっていたバンドKUKLの音源を聴きました。まだ10代のころに組んでいたバンドのようですが、すごいセンスだなぁと思います。クラウトロックとかに影響を受けていたんですかね?ただ 歌がいいなと思えるだけ、それ以外のパートは一歩も二歩も後ろで演奏しているような曲に対する反抗でしょうか?僕にとってのビョークの一番の魅力は曲自体です。アレンジやボーカルもですが、曲自体の良さが飛び抜けていると思います。いくら歌が変わろうと、オケが変わろうと芯が通っている。最初から最後までずーっとビョークなんです。