「コモン・センス」

第1回

今月から僕のコラムが始まります。ここではテーマを決めたり、決めなかったりして僕のお気に入りの曲をプレイリスト形式で紹介していきます。例えばここでどんな選曲をするのか、というのは僕の私生活と密接な関係にあると思います。僕は私生活についてあまり人に話をしないのでこんな形で、どんな曲を聴いているのか公開することはどんな生活をしているのか公開するようで少し恥ずかしい気持ちもあったりします。が、こんな場を頂いていますので博士になった気分でやっていきますよ。

 

さて、それではさっそく今月のプレイリストを。今月はこちら。

 

01:Thunderbolt - Björk

02:Teardrop - Massive Attack

03:My Father - Craig Armstrong

04:Hindemith: Das Marienleben for Soprano & Piano, Op.27 (Original Version)_1.”Geburt Mariä” - Glenn Gould

05:信じない - KUDANZ

06:C.P.E.Bach: Württemberg Sonata No.1 in A minor, Wq.49 No.1 (H. 30)_Ⅲ.Allegro assai - Glenn Gould

07:I Still Live At Home - Spymob

08:Archangel - Burial

 

※ 「曲名」 - 「アーティスト名」

 

 

実はこのプレイリストを作成する数週間前まで一時的に僕はものすごく音楽に冷めていました。その期間は3,4ヶ月あったと思います。音楽のそれまで魅力的に感じていた部分全てに混乱していたのです。

その期間には僕のやっているバンド「Bird In A Cage」が音源を発売したり、ミュージックビデオを撮影したりと音楽的に充実した日々を過ごしていたのですがその充実感に反比例するように僕は冷めていきました。その原因が何なのか全く分からないし、知りたいとも思いませんでした。

ただ、このニヒリズムを僕は何の疑いもなく清々しく感じていました。このタイミングできっぱり音楽活動と手を切る可能性だってあったと思うのに (意識的にはありませんでした)。このニヒリズムは僕の音楽への想いの裏返しだったようにも思います。音楽についてもっと知りたい、もっと触れていたいと突き進むあまり目の前が真っ暗になってしまった、そんな感じです。

今月選んだ8曲は、そんな冷めていた僕に再び音楽の魅力を感じさせてくれた曲たちです。

この数ヶ月で僕はほとんど成長などしていないでしょう。ただ、聴こえていたのに、聴けていなかったもの。それを以前より少し感じとることができるようになったかもしれません。

 

嘉藤